開かずの間…そこがナゼ開かずの間になったのか…知っているかイ?この話はそんな開かずの間の話ダ…
22歳、田舎から上京してきたオレはとあるマンションの一室に住む事にした。その一室の家賃は異様に安くその頃は事故物件など全く知らず”ただ安いだけ”と考えたオレは何も考えずにその一室を借りた。
その考えが間違えだったんだ。
その一室には何故かガムテープで固く固定された部屋がリビングの横にある。
オレは一体どんな部屋なのか好奇心にかられ固いガムテープを外しドアを開けた。
その部屋は一見するとごく普通の部屋でここを自分の部屋にすると決めたオレは荷物を部屋に運び、その日の夜その部屋で過ごした。
夜10時、オレは布団に入り眠りにつこうとした瞬間。
どこからか視線を感じた。
周りを見渡しても勿論誰もいない。
気のせいだと思いまた目を瞑ると部屋のドアが勝手に開いた。
流石におかしいと思ったオレは起き上がり、ドアを閉めに行く。
オレの視線の先には暗い廊下がある。
オレは何かの視線を感じた。
暗い廊下に目が慣れ、廊下を細い目で見ると
ダレカイル。
髪の長い女性が廊下の奥に立っている。
住んでいるのはオレだけなのに。
あれは一体…
気のせいだと自分に言い聞かせ、ドアを閉める。
オレは布団に潜り震えながら目を瞑る。
足音がする。
ドン…ドン…と一定のリズムで、1歩…また1歩と近づいてくる。
一体ダレナンダ。
足音が止まる。
ドアノブが回る。
ドアが開く。
だが部屋に入って来た気配がしない。
終わったのか?
いないのか?
恐る恐る布団から顔を出すと何もいなかった。
やっと終わったんだと左に寝返りをうつと女性がいた。
「クルシイ…タスケテ…」
後日聞いた話によると、その部屋で1人の女性が自ら命を絶ったそうだ。
女性は会社の上司から受けるパワハラや会社内での嫌がらせに頭を悩ませていたそうで”助けて”という言葉が喉につっかえ、誰にも言えずに亡くなった。
オレに”助けて”を言いに来たのだ。
オレは女性が可哀想だと思いつつもその部屋から引っ越した。
だがなんだろう。
何だか最近肩が痛い。

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